開園ご挨拶

学校法人渋谷教育学園理事長 田村哲夫

令和3年4月、中央区で初めて公募された公私連携幼保連携型認定こども園を開設することとなりました。新しくスタートする阪本こども園は、前身の阪本幼稚園の伝統を継承しつつ、これからの新しい社会に相応しいものとして準備を進めてきました。「就学前の子どもに関する教育・保育等の総合的な提供の推進に関する法律」に基づく、幼稚園機能と保育園機能を一体化した新しい制度の総合施設となります。明るい環境、近代的な素晴らしい施設の中で、こども達の自主性を重視した自発的な活動や好奇心に基づく自由なこころを育むことを教育・保育の目的としています。地域の皆様に愛される園を目指し一生懸命取り組んでいきますので、渋谷教育学園の阪本こども園をこれから宜しくお願い致します。

学校法人渋谷教育学園阪本こども園 統括園長 田村聡明

このたび新たに「阪本こども園」を開設することとなり、その責任者として準備を進めてきました。学校法人として、30数年に亘り幼児教育に取り組んでおりますが、今回は明治以降日本初の尋常小学校として発足した由緒ある阪本小学校とともに、この新しいチャレンジを始めることとなります。中央区のご指導の下、歴史ある阪本小学校の「一、一、一」※の重みを感じながら、それに相応しい園として努力を重ねていきたいと思います。長年培った教育の経験を活かし、自立の基礎となる自ら調べ自ら考える力を養う「自調自考」の理念のもと、子どもの自発的な発達を助け、元気な子、素直な子、やりぬく子を地域の方々とともに協力して育てていきたいと思います。中央区内では唯一の私立の幼稚園(こども園)となりますが、地域の皆様に信頼される園を目標に頑張っていく所存ですので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
※明治6年「第一大学区 第一中学区 第一番官立小学 阪本学校」として開校

学校法人渋谷教育学園阪本こども園 園長 重田操

これからの未来を支える子どもたちは、共に大きく成長する乳幼児期に「遊び」を通して様々なことを「学び」ます。そのためには子どもが、自ら「やりたい」と好奇心を持ち、その遊びに夢中になれることが大切です。本園では、年齢発達過程に則した教育・保育のねらいを定め、また「認定こども園」の役割のひとつとしての1、2歳時の保育が3歳からの幼保一体の教育・保育につながるように、子ども一人ひとりの心・身体・個性を大切にしていきたいと考えています。たくさんの愛情を受け、満たされて育った子どもは情緒が安定し、人と比べたりせず、ありのままの自分を受け入れ、自信を持っていろいろなことに挑戦していきます。しかし、そこには失敗や挫折もたくさん経験することでしょう。そういうなかで、私たちが心から寄り添い、「指示」ではなく「ヒント」を与えながら、家庭や地域との連携をはかり、最先端のICTも活用しながら子どもの成長を見守ってまいります。